2012年05月01日

被災地で出会ったコミュニティカフェ

本業の事務所は工場が多い町にありますのでGWで町が静かです。(カフェのGW予定はこちら

少し前から書きたいことがあったので、心静かに記しておこうと思います。


「被災地(宮城県 名取市の閖上で出会ったコミュニティカフェ」

4.23 宮城県亘理郡山元町を目指して移動していました。

山元町は豊川の自衛隊の方が発災翌日から救命・復旧活動等を行って来たまち。

ネットを通して伝わってくる町の方から自衛隊豊川駐屯地の皆さんへの感謝の気持ち。

この縁を頼りに、今のまちの様子や、まちの方のお話を聞くことが目的でした。

仙台を出て、4号線を越え、より海に近い道を行こうとした時、交差点から人の集いが見えました。

きっと、何かのお店が出来てるのだろうと近づいてみると、少し大きめのプレハブが建っていて、
何かを取材している方も居ます。

少し勇気が要りましたが車を停めて近づいて行くと、とても温かく迎えてく下さいます。

「今日は”閖上の記憶”の開所式なんです。
 何も無くなってからはこの地で人が集い、時を過ごす事が出きなかったけど、ようやく出来たんです。」

そうお話下さったのは、NPO法人 地球のステージ の林さんでした。(偶然が重なり、愛知県岡崎市の出身の方でした。)



趣意書をご覧ください。



ある人にとっては慰霊碑の社務所、ある人にとってはカフェ、ある人にとっては資料館、
ある人にとってはワークショップの現場。

まさにコミュニティカフェです。

中には、町のジオラマや震災時の風景の工作など、心のケアの過程で作られたものが並びます。



そして、”閖上あみーず”という編み物グループの千葉さんとお話する事が出来ました。




「閖上には喫茶店なんて無かったのよ、みんなの家でお茶をすれば済んでしまう様な仲の良い町だったの。」

町のみんなが集まったときに窓から撮った虹の写真を見せて頂き、

「またみんなで集まりながら話をして、いつか前みたいな町になるように、私には編み物を教える事しか出来なかったから。」

それから、一生懸命に震災のときの様子をお話下さいました。



「きっと前の様になりますよ。」

そんな言葉を簡単に言えない風景と現実。

でもこの一つのプレハブが一歩一歩前に進む小さなエンジン。

遠く離れた町にあるこの場所を忘れないでいよう。

同じ事を目的に歩む仲間として支援出来る事を考えよう。

そう心に誓いました。


先ほどメールがあり、9月には虹色のたわしが20個届く事になりました。

まずは本当に小さなことからはじめます。


お会いした方々に負けないように、

”復興するどこかのまちにコミュニティカフェをつくる”くらいの夢を持とう!

みなさんとFunFactoryでたくさん学んで、得た経験を送れる様に。

そのためにも今を全力で楽しんで、仲間を増やして、大きな風をつくらなきゃ・・

共に楽しんで頂いているみなさま、今後ともよろしくお願いします。



















  

Posted by MSF・FF at 14:52